いいなーと思う小説があって、その人の本全部読むという読み方があります。
森鴎外リレーとか夏目漱石特講なんて言います。さらに縛りをつけてその期間その人しか読まないという合宿というのもあります。
とても疲れます。
夏休みはそういうことが集中してできるので、今年もやろうかなと思っています。どの作家さんにしようかという楽しげな課題に頭悩ませます。
近代作家だと何冊も読んでいると死にそうになってきて、必ず挫折するので、やり通すなら現代作家です。そもそも死んでる作家とまだ生きてる作家とでは冊数が違うですし。
そこでいろいろ本探していたら白石一文さんがおもしろそうだなと思い白石さんでやってみることにしました。
ずっとその人の本を読んでいるとどんどんその人に影響されて、考え方などがその人のものになっていったりします。そして何か書くときもその人の文体になってしまい、あとから読むとうわーてなります。特に舞城さんや森見さんを読むとすごいことになります。
森博嗣を読むとたぶん朝山のようになるのでしょう。この前初めて森博嗣をよんでそれはエッセイだったのですが、もう朝山としゃべっているようでした。あいつめちゃくちゃ影響受けてるわ。不気味やわ。
そんなにまで読むというのはなかなかできませんが、もし夏休み明けに僕が独自の視点で透徹した語りを展開するなら、そんな白石かぶれの胸に深々と突き刺さる矢を抜いてあげてください。
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czytaj dalej (金曜日, 03 11月 2017 18:42)
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