哀れにもうち光ゆく蛍かな雨の名残の静かなる夜に

今日読み終わった本

統計学が最強の学問である |西内啓

数理を楽しむシリーズ アルゴリズム | David Berlinski

コレクション日本歌人選 木下長嘯子 |大内瑞恵

 

がんばったから報告してみました。どれも面白く読みやすかったです。

リハビリにはぴったりです。

 

演繹、帰納とならぶ統計というものの考え方もできるなー/納得の仕方が微積に似てるな/さすが京極派を学んだ人や、空間と時間の関係がきれい

というのが一言感想です。

 

おすすめは最後の本です。

木下長嘯子は戦国時代の武士ですが、鎌倉後期の短歌も学んでいて京極派(僕はここの歌がすごい好き)や冷泉流(弟はここが好きらしい)や二条派の歌を学んでいたようです。

言葉が美しいのはもとより、空間の広がりと、時間の流れを思い起こさせ、そこで感じる思いをも訴えかけられるように思います。

京極派の為兼よりも淡白で(僕は為兼のするどいくどさが好き)、ふっと秋風を感じるようです。

そして感じた後、冬の到来や去り行く秋に気づくように、なにか大きな、心にぐっとくるものを感じます。

短歌というのは何百年もの間プロ中のプロがその身を削って作ってきたものであって、完成度が他には見られません。

短歌の言葉を読むと、散文に物足りなくなったりしますが、それくらい研ぎすまされています。ダイヤモンドみたいです。

 

読んでみたい方はいつでもどうぞ。

な○○らイブラリーは春休みも開いてます。